先日 High Sierra で Adobe CS3 が起動できる記事を書きましたが、その後ライセンス認証でトラブったので解決方法をメモしておきます。
目次
Adobe CS3のライセンス認証ができない!
現在、CS3をネットでライセンス認証しようとするとエラーになります。
これは High Sierraが原因ではなく、CS3のライセンス認証用サーバが廃止されたからだそう。
CS3 または Acrobat 8 の起動時に、ライセンス認証エラーまたは接続エラーが発生する
Creative Suite 3 (CS3)および Acrobat 8 アプリケーションの経年劣化したアクティベーションサーバーは廃止されました。
....世界的なソフトウェア用サーバをさらっと"経年劣化"で片付けていいんだろうか?まあ、たしかに古いソフトではあるが。とりあえず対処方法を調べました。
対象方法①
最新かつ最高のバージョンにアップグレード!
元気よく言っちゃってるけど、それはできないのでパス。
対処方法②
新しいシリアル番号とインストーラーを受け取る
CS3 または Acrobat 8 アプリケーションを正常に再インストールできるように、新しいシリアル番号とインストーラーを入手します。これらのスペシャルバージョンでは、ライセンス認証は不要です。
認証サーバがなくてもいいバージョンのCS3(以下新CS3)を用意したので、ダウンロードして再インストールしたらOKとのこと。
いちおうCS3を使い続ける手段を用意してくれているのね。素晴らしい。
ただ、こういう問題に対応したバージョンでさえも
「スペシャルバージョン」
と言うAdobeさん、さすがっす...。
対処方法
CS3のアンインストール
Finderで、/アプリケーション/ユーティリティ/Adobe Installers を開いて、そこにあるエイリアスを実行。画面の指示にしたがってアンインストールします。
無事にアンインストールできたら念のためMacを再起動する。
新CS3ダウンロード
CS3 または Acrobat 8 の起動時に、ライセンス認証エラーまたは接続エラーが発生するにアクセスして、AdobeIDでログインします。
現在の持っているシリアル番号を入力して送信ボタンをクリック。
新しいシリアル番号が表示されるのでそれをメモしておきます。
画面下に新CS3があるので、2つともダウンロードします。(Windowsの方は右側です)
Akamai NetSession Interfaceのインストールを勧めてきますが、今回は入れずに進めます。画面をスクロールして隠れているところの「インストールが完了しない場合は、こちらをクリックしてください」をクリック。
OKボタンをクリック
「お使いのブラウザでダウンロードするにはこちらをクリックしてください」をクリックすると新CS3がダウンロードできます。
新CS3インストール
ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックでマウントして、Setupを起動します。
確認ダイアログが出たら「開く」をクリック。
ちなみに、私の環境ではなぜかSetupをクリックしても反応がなかったので、パッケージ内のバッチをたたいて起動させました。右クリックメニューから「パッケージの内容を表示」をクリック。
Contents/MacOS/Setup をクリック。
これでインストーラが起動するので、画面の指示にしたがってインストールします。(私はディスク節約のためイラレとフォトショのみインストールしていますがそこは各自選択してください)
新CS3を起動
Sierra 以降のOSの場合は、JavaSE6ラインタイムが原因で起動できないことがあります。設定が必要なので、他サイト様を参考に設定してください。
macOS High Sierra でAdobe CSシリーズを起動する方法
ライセンス認証
起動したら、先ほどメモした新しいシリアル番号を入力して、次へをクリック。
ユーザ登録で接続失敗しますが、おそらくこれもサーバ廃止によるものでしょう。
気にせず「登録しない」をクリック。
無事に新CS3が立ち上がりました。
私の環境だけかもしれませんが、起動後に何度か固まることがありました。しばらくすると直ったのですが...なんだったんだろう?さておき、これでまだまだCS3を使い続けることができます。お疲れ様でした。
2020年3月15日追記
ついにCS版を諦め、サブスク版へ移行してしまいました。PhotoshopとLightroomさえ使えれば良いという方は本家Adobeサイトでフォトプラン(980円/月)税別にするか、下記の1TBストレージ付き版を購入するとよいと思います。ちょっと値が張るかなーと感じますが、月額換算して1TBのオンラインストレージが無料でついてると考えればそんなに高いことはないです。ちなみにOffice365Soloのサブスクを使っていればすでにOneDrive1TBが使えるのでそれでも良いと思います。お好みで。
Adobe Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom) with 1TB|12か月版|Windows/Mac対応|オンラインコード版
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: Software Download